人形劇団ポポロ  

スタッフ紹介

山根 宏章 [脚色・演出]

人形劇団ポポロの代表。脚本・演出・演技。 1956年人形劇団クラルテに入団、退団後照明研究所に入所。1965年人形劇団プークに入団。生体ポリープのため、スタジオノーバに移籍。TV出演に従事。1972年7月ポポロ設立。第一回「すてきなマーシャ」(原題ロシア民話よりマーシャとくま)を荻窪・観音ホールにて初演。1976年第2回「おにのあかべえ」(原作・寺村輝夫)を公演。東京都優秀児童演劇選定優秀賞を受賞。以降毎年新作発表公演を継続的に行い現在に至る。 人形劇人協会・日本ウニマ会員。日本児童演劇協会会員。日児童・青少年演劇劇団協同組合所属。 2014年「日本児童青少年演劇協会賞」を受賞。

 

さねとう あきら [原作・監修・補訂]

児童文学作家・劇作家。「地べたっこさま」「ジャンボコッコの伝記」「東京石器人戦争」「なまけんぼの神さま」「おこんじょうるり」「かっぱのめだま」「神がくしの八月」「 ゆきこんこん物語」などの 創作・評論多数。

 

大倉 ただし [音楽]

ポポロの初期作品の作曲を担当。

[40周年記念誌・山根宏章のコメントより] 大倉ただしさんの音楽は、とても分かりやすく歌いやすい品格のある曲で、しかも忙しい中でも決して安易に走らないアコースティックな音楽で人形たちの気持を高め和ませ、それが観客席をすっぽりと抱擁していたものでした。若くして亡くしたことが本当に悔やまれます。大倉さんはその後もポポロのいろいろな局面で素晴らしい曲をたくさん提供してくださっていましたが、1990年には「鬼ひめ哀話」の曲を邦楽で創られ、ポポロの新しい方向性を打ち出すと同時に、大人の観客をつかんで離さないより高い次元のものに引き上げてくれました。「かいぞくポケット」を最後に、もう一緒に仕事ができなくなって自分の片身をそがれた思いがしています。

 

松本 真知子 [美術]

[40周年記念誌・山根宏章のコメントより] 美術のほうでは、大きな公演のほとんどで人形美術を担当してくれている松本真知子さん、今はTVのしごとで売れっ子なので、大忙しながら、必ず力を貸してくれる頼りがいのある仕事仲間です。若い時からポポロにいろいろなシーンで力を貸してくれていて、その存在感のあるデザインの骨太さが舞台に厚みを添えてくれています。「かいぞくポケット」「りんごの花さく湖」「鬼ひめ哀話」「鬼笛」「耳なし芳一」などなど、大人の鑑賞に堪えうる舞台でその本領を発揮しています。

 

木村 雪苑 [書(舞台美術)]

「鬼ひめ哀話」「鬼笛」「耳なし芳一」の題字を書いていただきました。 舞台を効果的に彩る装置の書の数々も雪苑氏の手によるものです。

 

渡辺 賢二 [照明]

1948年東京に生まれる。小金井工業高校卒業後、東京舞台照明に入社。多方面で活動。劇団プークに所属していた山根とも知り合う。その後、旧田無市民会館に入り、会館の照明スタッフとして従事する。1975年ポポロの初演「マーシャとくま」の照明を担当する。以降ポポロで、劇場、ホール公演では欠かせない存在となる。45周年記念作品「耳なし芳一」では照明の効果により平家の亡霊たちの世界を描き出し好評を博した。

 

目黒 喜幸 [音響]

劇場公演作品の音響すべてを現在まで委託。

[40周年記念誌・山根宏章のコメントより] 目黒喜幸さんが本格的に音響の仕事を引き受けてくださって、今現在も演奏者の強い味方になって舞台のレベルをしっかり保っていただいているのと、役者の声の面倒を技術的な面で支えてもらっているので実に安心して居られます。