人形劇団ポポロ  

てぶくろ
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上方落語「天狗裁き」から

田島征彦作 絵本「へんなゆめ」(フェリシモ出版)より

がまくんとかえるくん

 


脚色・演出・美術 山根 宏章

 

小学生から おとなまで、 いっしょに 楽しめる!!

抱腹絶倒の 人形芝居「夢裁き★ほんまのところ」と

かなしい昔話「キジも鳴かずば」の二本立て!

たった一人で演じるたくさんの登場人物の《ドラマ》をお楽しみください!

 

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ほんまのところ  ほんまのところ  ほんまのところ  ほんまのところ  きじも鳴かずば  きじも鳴かずば
                     
あらすじ  

作品について
喜寿を迎えて初めて挑む、孤立無援のひとり舞台。 やりたいものが山ほどある中で選りすぐりの二編をとりだし、底辺に生きる人びとの、喜怒哀楽と心の叫びを人形役者の魂ほとばしらせて届けます。

この舞台では新しく《面人形芝居》なる形式を考案しました。ひとりで語りながらも、登場人物がせめぎ合う《ドラマ》を、感じ楽しんでいただけるようにと考えた末の新しい形式です。

「ほんまのところ」では9人「キジも鳴かずば」では5人の人物が登場しますが、それを一人で見事演じ分けるところを、ぜひ楽しんでご覧ください。

 

人形劇団ポポロ代表 脚本・演出・演技

山根 宏章


 
作品について
和楽器の生演奏によるプレミアムバージョンもあります!!

邦楽 : 仲林光子(笛・三味線)

筝曲七声学院主催

 

「鬼ひめ哀話」「鬼笛」「耳なし芳一」に続き和楽器とコラボレーション。山根宏章の人形芝居と仲林光子師匠の生演奏が織りなす、すばらしいコラボレーションをお楽しみください。

 

作品について

対象 小学生〜大人
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理想観客数

100〜250人

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時間
80分(休憩あり)
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時は春、ここはナニワのどぶ板横丁。

ちょっと気弱な春やんが気持ち良く昼寝の最中。

女房のおさきが覗き込んで「いやぁ夢見てるんやわ、にやけた顔してからヨダレ垂らして、あんたおきなはれ」

夢の話を詮索されても、春やんにはちっとも覚えがない。

女房のあとが隣の徳さん、家主の幸兵衛までが問いただす。

「言わんというなら長屋を追い出す」と言われては堪忍できず、奉行所に訴え出る。

「よほどおもしろい夢らしいな、わしにだけは語れ」お奉行までが無理難題、とうとう松の木に吊り下げられて野ざらしの夜となるが・・・。

あわれ春やんの運命は、こりゃまた切ない夢物語。

語りの爺さまが語る信濃の昔話。

むかし、信濃の国の山間に小さな村があった。その村には、屑川という川が村を二つに割るようにあり、秋の長雨の季節には毎年洪水におびえる貧しい百姓たちが暮らしていた。

そのひとりである水飲み百姓の余平とその娘お千代は二人っきりでひっそり暮らしていたが、ある秋のこと、お千代が不意に寝込んでしまった。ヒエの粥ばかりしかない暮らしの中では薬も食べ物もなく、お千代はどんどん弱っていった。

病の床でお千代がふと漏らした「おら、死ぬ前に小豆まんま食いてえ」。その日はまたひどい雨と風、村人は総出で川の土手に集まっていた。「なに、盗っ人だと。コメを一握り小豆を一握り盗んでいったと?」名主の豪右衛門の怒声が響いた・・・。

 

プログラム

第一部   第二部

信濃の昔話より

(25分)

 

和楽器の生演奏が入る場合 : 笛・太鼓

 

人形劇

(40分)


和楽器の生演奏が入る場合 : 三味線・お囃子