人形劇団ポポロ  

 

 

 

 

さねとう あきら追悼、第56回公演「鬼ひめ哀話」上演後にお客さまを送り出す山根宏章。

さねとう・あきら先生追悼公演を終えて

お蔭さまで、3月11〜12日に念願の追悼公演を持つことができました。

満席のお客様、さねとう先生の奥様お嬢様もいらっしゃって とてもとてもいい供養ができたとひと安心しているところです。

 

なぜか心が落ち着かずハラハラしていた稽古期間が終わって、公演会場である武蔵野芸能劇場に入った途端、ただ夢中で芝居づくりに没頭してきました。

どこかで見守っていて下さる先生に、自分たちが出来る目いっぱいの舞台を客席と一緒になって創りあげることが出来たと誇らしく思っている今の僕です。

 

いかつい鬼の仮面の中で、客席の息を聞きながらついつい涙をこぼしていました。もろもろの思いがそうさせたのだと思います。

この芝居、さねとう先生が始終言っておられた《今度こそ、今度こそ当たるだろうと思っていても、なかなか当たらないねえ》という言葉がよぎります。

多分これが最後かと毎度毎度覚悟を決めながら演じてきたこの舞台、終わってみると、まだまだもっとやりたいと思い始めているのです。

 

ともあれ、第56回公演はこれにてお開きお開き。たくさんのアンケートをいただき、悲しくも健気な姫の生きざまに涙してくださった多くの方々に心から感謝の気持ちを込めてお礼申し上げます。

皆様、誠にありがとうございました。

 

 

2017.3.18

80歳の誕生日を3日後に控えて 山 根 宏 章