人形劇団ポポロ  

キャスト・スタッフ アンケート

キャストやスタッフに「鬼ひめ哀話」に関してアンケートを取りました。

それぞれの想いや個性がわかる内容となりました。

(1)再演を重ねて感じること (2)さねとう先生との思い出

(3)好きなセリフは(自他問わず) (4)あなたにとって鬼とは

 

山根宏章

再演を重ねて感じること

長くやり続けているといっても上演の機会はごく少なくて、この前の上演のDVDで、さねとう先生の「こんどはドッと売れるかと思ってみたが相変わらず・・・」嘆きの言葉がすべてを物語っているように、期待に相違してなかなか売れていないから続けている感覚はさらさらない。でも、挑戦するたびにハラハラドキドキ、それは芝居の出来と観客動員の両方で起こる現象で只今もその真っ最中です。常に挑戦、若さは失われないけど体力はやはり35年もたつとさすがにガクッと、来ているからその面でもドキドキ感が増すとともに、観客席をハラハラさせないかと今からハラハラしています。

さねとう先生との思い出

さねとう先生はとても怖い先生だと思っていたのが最初にお会いしたら全く違って、冗談の好きなそして演劇好きの方ですっかりため口でしゃべってしまったような記憶があります。「おこん浄瑠璃」に「ろくべえ狸」「ベッカンコ鬼」知ってる作品のことまでペラペラしゃべって時間がたつのを忘れてなかなか本題に行きつけなかった。そして、講演会にお邪魔した時いっぱい自作の本を抱えて居られるのを見て著作者の影の苦労をうかがい知ったのが一番強烈に残っている思い出ですね。

好きなセリフは(自他問わず)

好きなセリフは、なんといっても「鬼だと思えば鬼になる、親切な木こりだと思えば親切な木こりにもなる。さあて、それはおまえさんの心次第だな」

あなたにとって鬼とは

ぼくにとっての鬼?それは[抑えきれない欲望]それだけ。ここまで生きてこれたのもそのお蔭でしょ、決して否定的には見れないんです。自分の体の中にいる鬼、扱いづらいけど憎めない。彼女的存在だなあ…

 

小林由美子

再演を重ねて感じること

初演は若かったなぁ。 気合だけ十分でどれだけ自分が鬼姫になりきれるかにこだわっていました。 今はそんな気力も体力もなく…というわけではないですが、桜姫をできるだけ客観的に演じようと思っています。

とびきり可愛く、悲しい桜姫をめざします。

さねとう先生との思い出

先生といつかお酒を交えて鬼姫についてお話ししたいと思っていました。もっともっと聞きたいことがありました。先生が演出して下さった時はとてもうれしかったのに緊張してあまりお話をうかがえなかったのが残念です。

今回の桜姫が少しでも先生の想う桜姫に近づけますように。

好きなセリフは(自他問わず)

桜姫が団右衛門へ最後のお願いをするセリフ「朝になったら私をお城まで連れて行っておくれ。」

あなたにとって鬼とは

人の心の闇かな…いややっぱり人間の本性でしょう。鬼が理性をもったら人間になるのでしょう。

 

山根起己

再演を重ねて感じること

毎回少しずつ変わりゆく舞台をこちらも毎回期待しており、今回もどうなるのかとワクワクしている。

要らない部分を削ぎ落し、前回よりも更に洗礼された舞台となっていく。そんな舞台を今回も必ず客席に届けられると信じてやまない。

さねとう先生との思い出

初めてお会いした時を想い出す。その時も最近病院で検査を受けた話から始まり、 今まで罹った大病の話を楽しそうに語ってた。こんなにバイタリティーに溢れた方には、そうそうお目にかかることはない。度重なる手術を不屈の精神で克服してきたその根源に触れたくて、「作家から学ぶ-発想と表現-」講座全8回を2008年に3か月に渡り行った。いくら時間があっても足りないと思うほど、あっという間に時間が過ぎてしまった。

まだその時の話が耳に残っている。

好きなセリフは(自他問わず)

“鬼と思えば鬼となり 人と思えば人となる”やはりこの言葉に尽きるだろう。このセリフは、「冷静に、客観的に、先入観を持たず」モノを見る目を正しい方向へ引き戻してくれる切っ掛けにもなる。

あなたにとって鬼とは

誰の心にも潜んでいる闇。自分自身の襟を正し、いつでも最良の選択を続ける為の努力を怠らない。

苦しいことから逃げたら・・・もしかしたら闇はそこに広がっているのかもしれない。いつもそう言い聞かせて、自分自身の中に宿る鬼と戦っている。

 

山根禄里

再演を重ねて感じること

僕は今回が2度目の鬼ひめです。前回10年前は、延々と続く仕込み(ルネ小平では確か9時間ほど)がもーいやでいやで仕方がなかったのですが、今回はそうでもないです。どんとこいという感じ。早く終わらせてやらぁという感じ。つまりこれが「成長」ということになるのかしら。

あと、前回と同じ役が出来るのは幸せなことなのかな、と思ったりしています。

さねとう先生との思い出

僕とさねとう先生は同じ狭山市民です。数年前、お互い最寄りである入曽駅でばったりお会いした事がありました。杖をついて駅のホームにいらした姿は弱々しく少し心配になったほどでしたが、話し始めるとこれから仙川まで講演に行くこと、狭山市民と朗読などの活動をしていること、エレベーターのない入曽駅について、などなど冗談を交えながら(8割は冗談)しっかりした口調で楽しそうにお話してくださいました。

もう少し一緒にお仕事がしたかったですね。狭山のためにも。

好きなセリフは(自他問わず)

「いやん。」(桜姫) このセリフを恥ずかしげもなく可愛く言えてしまうのが由美さんの凄さです。参りました。

あなたにとって鬼とは

水野沙織さん。10年前は仏だったのですが…おかしいなあ。

 

三好和美

再演を重ねて感じること

まだ新人だったので周りについていくのが精一杯だった前回。今回は成長していると少しだけ自信を持って向かいたいです。

さねとう先生との思い出

「耳なし芳一」のお墓の場面の演出の時に足が悪くて歩けない状態だったのですが、いきなり立ち上がりダメ出しされたこと。その熱意に驚きました。

好きなセリフは(自他問わず)

一匹殺せば二匹も同じ。さぁどこじゃどこへ行ったぁ

あなたにとって鬼とは

おそれと尊敬。神のようにおそれおおいものであり、人に近いものでもある。矛盾している存在。

 

水野沙織

再演を重ねて感じること

大きい舞台の経験が初めてだった10年前。今は見えない物や感じる事がありました。今はあの頃見えていなかった事を感じます。これまた不思議な新鮮な気持ちの大きな舞台です。

さねとう先生との思い出

朗読会での「鬼笛」からの人形劇での「鬼笛」の熱いご指導!先生がたまに演じて見せてくれる桜姫がチャーミングで好きです。打ち上げの時に耳打ちされたこと(秘)

好きなセリフは(自他問わず)

「雪の山壁 十重二十重 道は七谷 七曲り」峠越えの時の地唄

あなたにとって鬼とは

時間

 

川野芽久美

再演を重ねて感じること

入団間もない頃、事務局長の葛山さんに「一番好きな作品はなんですか?」と聞いたら「鬼ひめ哀話」と回答された時からずっと気になっていました!そんな作品に初めて出演することが出来てとても幸せです♪

さねとう先生との思い出

三好さんも書かれていた事ですが…。「耳なし芳一」の稽古で先生が思わず立ち上がるほど怒られたのは私です(苦笑)お墓の周りを飛ぶ鬼火をブラブラ動かしていたのですが「鬼火しっかりせいやーー!!!」と怒鳴られて、ものすごい怖かった事をよく覚えています…!

好きなセリフは(自他問わず)

地唄の「鬼と思えば鬼となり 神と思えば神となる」の部分が好きです!

あと、とある方が「馬鹿もん!!」と叫ぶ場面があるのですが、その言葉ですごくスッキリします!!!(笑)きっと同じように感じる方もいるのでは…?どんな風にスッキリするかは観てのお楽しみで…♪

あなたにとって鬼とは

自分自身ですね。常に鬼の自分が表にでてこないように日々がんばっています。

 

田村竜生

再演を重ねて感じること

初めてなのでとても楽しみです。緊張しすぎないように心がけます。

さねとう先生との思い出

「ゆきこんこん物語」(さねとう先生原作の児童書)を楽しみに読んでいきたいです。

好きなセリフは(自他問わず)

一人殺せばツノ一本 二人殺せばツノ二本 一本、二本 鬼一匹」

あなたにとって鬼とは

想像を絶する存在

 

滝田恵水

再演を重ねて感じること

今回が初めての出演となり、まだまだ無知な部分もあると思うのですが、色々な方の想いや魂がたくさん詰まったこの作品に関わることが出来てとても幸せです。先輩方が創りあげてきた「鬼ひめ哀話」に力添えができるように精一杯やりたいです。

さねとう先生との思い出

私は実際にさねとう先生にお会いする事は出来ませんでしたが、「鬼ひめ哀話」の原作の絵本や先生の他の作品を拝見して、哀しさや切なさがある中で、心に染み入る部分も感じられて、改めて素晴らしい児童文学作品に触れて関わることができた喜びを感じています。

好きなセリフは(自他問わず)

三条の宮「小野小町にも勝ると聞こえしその面立ち、この麿にじくと見せてくりゃれ」

あなたにとって鬼とは

「勉強の鬼」「芝居の鬼」など「○○の鬼」という言葉は沢山あり、どれも何かにとりつかれたように1つのことに執着するといった意味があります。「鬼」というのは必ずしも悪いものではなく、何かに一生懸命になったことで、最終的に行き着いてしまった形なのかな…と思います。

 

葛山美奈子(「鬼ひめ哀話」制作)

再演を重ねて感じること

26年前の初演から現在まで、そして10年ぶりの公演には感慨深い思い出がたくさんつまっています。ポポロの歴史の中で節目の作品であり、質の高さをお求めて歴史をつくってきた大切な作品だと思っています。

さねとう先生との思い出

ポポロとのかかわりが上演するたび深くなっていきました。病気を押してポポロに演出として通ってきた姿は今でも鮮明に思い出します。

好きなセリフは(自他問わず)

鬼だと思やあ、鬼になる。それはお前さまの心次第だな…。

あなたにとって鬼とは

私にとって生きるエネルギーです。

 

上田寛子(「鬼ひめ哀話」制作補佐)

再演を重ねて感じること

「鬼ひめ哀話」は記録映像で観たことしかないのですが、山根さんらしい大胆な演出と情熱的なお芝居は、これまで観た人形劇の中でまちがいなくNO.1の作品です。生の鬼姫様にお会いできるのを楽しみにしています。

好きなセリフは(自他問わず)

「まぁ、おみやげ付き?中は何…おまんじゅう?」姫の素朴さ、田舎育ちなところがみえて笑ってしまいます。

あなたにとって鬼とは

怠惰に惰眠に暴飲暴食と鬼になりそうな材料は沢山ありますが、ツノができない程度にしておこうと思います。